AOIアルゴリズムの適用範囲 - 極性反転
アルゴリズムの適用は、検査分野におけるAOI(自動光学検査装置)アルゴリズムの応用の重要な部分です。神州ビジョンAOIには20以上のアルゴリズムがあり、各アルゴリズムには特定の目的があります。したがって、様々なAOIアルゴリズムを熟知し理解した上で、各検査項目にAOIアルゴリズムを適用することが、AOIエンジニアが検査プログラムを作成するための前提条件となります。
極性反転は、極性部品の方向を検出するための必須の検査項目です。部品欠落を検出するための選択可能なアルゴリズムには、TOC、Match、OCV、OCR、およびヒストグラムアルゴリズムがあります。その中で、TOC、Match、OCV、およびOCRの検出アルゴリズムは、誤り項目と一致しています。ヒストグラムクラスの検出アルゴリズムは、最大値(最小値)を使用して、部品に極性反転現象が発生しているかどうかを検出します。極性部品には、極性マークが存在します。この極性マークの明るさは、部品自体の明るさよりも著しく大きい(小さい)です。最大値(最小値)を使用して、部品に極性反転が発生しているかどうかを検出および判断できます。極性部品に高輝度領域があり、この輝度領域の明るさが200より大きい場合、判定範囲(200、255)を設定し、最大値アルゴリズムを使用して検出できます。以下に示します。
上記の図で、比率を5に設定し、検出モードをMaxに設定し、戻り値が243の場合、この部品の方向は正しいです。